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22 December

【試合結果】DUMAU SOUTH JAPAN OPEN JIU JITSU CHAMPIONSHIP 2014

2014年12月21日(日)、佐賀県の基山町総合体育館にて『DUMAU SOUTH JAPAN OPEN JIU JITSU CHAMPIONSHIP 2014』が開催され、萬田道場からは田口由美子、藤春光輝、熊本勇樹、仲上亮、川上佑也、籾井隆洋、森田将吾、籾井裕人、鎌田空輝の9名が出場しました。

今回の大会は出場者総数が400名を超えており、萬田道場生が出場した大会の中では一番大きく、参加者のレベルも一番高いものでした。その大きな大会であっても、物怖じせず、みんな一生懸命戦っていました。

◎田口由美子
・女子アダルト青帯ライトーフェザー級 一回戦敗退
・女子アダルト青帯オープンクラス 一回戦敗退
自階級では強者相手にある程度やれていましたが、やはり攻め守りともにバリエーションが少なく、フィジカルに頼った戦いとなっていました。その為、フィジカル面で負けるとオープンクラスでの戦いのように一方的になってしまいます。まずは基礎を体に染み込ませることが重要ですね。


◎藤春光輝
・アダルト白帯ライトフェザー級 一回戦敗退
・アダルト白帯オープンクラス 一回戦敗退
入賞できる力は十分あったと思いますが、自階級では少し焦ってしまい逆転を許してしまいました。オープンの結果は体重差や怪我などで仕方なかったと思います。経験さえ積めば初勝利も近いと思うので、頑張って下さい。


◎熊本勇樹
・アダルト白帯ライトフェザー級 一回戦敗退
・アダルト白帯オープンクラス 一回戦敗退
若干歯車が狂った感じで勝てていませんが、柔術を初めて間もないのに入賞を経験しており、力は十分あると思います。ただ、やはりそんなに甘いものじゃないというのも確かですね。また基礎からじっくりやっていきましょう。


◎仲上亮
・アダルト白帯ライトフェザー級 一回戦敗退
・アダルト白帯オープンクラス 棄権
出た大会、全て同じ負け方。本当にVTRを見たかのようでした。試合だと得意な形で戦いたいという思いからから試合展開が似た感じになるのはある程度仕方ないとは思いますが、その得意な形で負けているという事実から、もう一工夫二工夫が必要になってくると思います。漠然とではなく、考えて練習するようにしましょう。


◎川上佑也
・アダルト白帯ライトフェザー級 一回戦敗退
・アダルト白帯オープンクラス 棄権
初めての試合で緊張もあったと思いますが、頑張っていました。しかし基礎的な動きが出来ていない為、勝つことが難しかったと思います。初めて間もない為悲観する必要は全くないと思いますが、やはり基礎からしっかり身に付けていきましょう。


◎籾井隆洋
・シニアー2白帯オープンクラス 優勝
私の時間の関係上この試合は見ていないのですが、聞いた話によると最後の最後まで諦めずに、ラスト15秒でポイントを取ったとのこと。怪我もあって色々大変だったと思いますが、優勝見事です!おめでとうございます!


◎森田将吾
・インファントジュベニウ白帯スーパーヘビー級 優勝
終始攻め続けての優勝、非常に良かったです。今回はフィジカルで圧倒していたので大丈夫でしたが、今後は技術を身に付けて、どんな相手でも対応できるようになっていきましょう。今回の対戦相手がもっと技術を身に付けてきたら、当然逆転もあり得ます。頑張っていきましょう。おめでとうございます!


◎籾井裕人
・インファントジュベニウ白帯ルスター級 準優勝
登録選手1人にミスがあり無効試合が含まれたので、1回戦第1試合が実質の決勝戦となりました。つまり準優勝という結果ではありますが、実際は1回戦負けと同様。初めての試合で緊張もあったと思いますが、勝ち負けの前に基本的な動きが出来ていなかったので、結果はともかく、することをきっちり出来るように練習しましょう。お疲れ様でした。


◎鎌田空輝
・インファンティウ白帯ライト級 優勝
初めての試合で優勝という事実は素晴らしいと思います。ただポイントは0-0なので、柔術特有のルールに助けられた面もあります。今回の経験を踏まえて、負けない戦いより勝つ戦いが出来るようになると、もっともっと強くなると思います。頑張って下さい。おめでとうございます!


 


今大会の感想としては、日ごろの練習の大切さ、そして基礎の大切さを痛感した大会でした。大人も子供も、そして勝った人も負けた人も、殆どの人が基礎的な動きが出来ずにいました。習っていたはずなのに、練習していたはずなのに、です。もちろん試合の緊張もあったと思いますが、やはり日ごろの練習が出てしまった感があります。

楽しんで練習するのは当然なのですが、ダラダラとふざけ合うのを楽しむと勘違いしては駄目ですね。ちなみに練習中に笑顔を見せるのは全然OKだと思ってますが、それは一生懸命やってる中で自然に生まれる笑顔がOKなのであって、遊び半分でやっての笑顔がOKなのではありません。遊び半分だと危ないというのもありますし。

また、萬田道場は週2回しか柔術の練習がありません。たくさん練習できれば良いのですが、それは色々な事情があり出来ません。量より質にならざるを得ないのです。そしてその質を高める為に会長も私も頑張っています。もちろん力不足の為、迷惑をかけていると思います。フレックスの佐々木先生のようにはいきません。ですので、我々の力不足を皆さんの意識でカバーしてもらいたいのです。少ない練習の中で何かを身に付けようと意識を高めて欲しいのです。柔術そのものも楽しいのですが、成長するというのはきっと楽しいと思いますよ。

最後になってしまいましたが、対戦してくれた選手の皆様、ジム様、大会主催者及び関係者の皆様、ありがとうございました。
選手に指示、応援をしていただいた、佐々木先生、大作さん、ありがとうございました。
応援に来てくれた皆様、ありがとうございました。
これからも萬田道場柔術クラス、頑張ってまいります。




さて、以下は雑記です。読んでも意味はありませんw

今回の大会も、勝った人負けた人、悲喜こもごもありましたが、対人の競技である以上勝つこともあれば負けることもあります。もちろん勝敗は大事であり、格闘家としてそれは重視して欲しいことではありますが、私が最も大事であると考えているのは『克己』であり『超克』です。

意味は

克己(こっき)・・・自分の感情・欲望・邪念などにうちかつこと。
超克(ちょうこく)・・・困難や苦しみにうちかち、それを乗りこえること。

です。

はっきり言って『柔術が強い』ことは一般社会では何の意味もありませんし、『試合に勝つ』ことも特に意味はありません。私自身、友人や会社の上司、同僚から「そんな年齢で、しかも体をボロボロにして何故やるのか」、「強くなってどうするのか」などと言われました。しかも強くなるためには我々のような凡人では長い時間を要します。

そんな、普通に生きていく上では意味のないことに長い時間を掛け、時には苦しい思いをし、悔しい思いをするということを「わざわざ」する意味、それは『克己』や『超克』あると思うのです。(もちろん楽しさとかストレス発散とか、運動不足解消、ダイエット・・・etcと色々ありますけどね)

柔術が強くなるには続けること、続けることこそが強くなる秘訣と言われます。何故それが秘訣なのか。それは「しない言い訳」「出来ない言い訳」をしないことにあると思います。人間は弱いですから、「しない言い訳」「出来ない言い訳」がポンポン出てきます。それを乗り越えてこそ強くなれると思うのです。

柔術が強いことは一般社会では意味はありません。しかし、柔術が強くなる為に身に付けた『克己力』や『超克力』は一般社会でしっかりと意味があります。柔術黒帯の凄さとは、その強さではなく、卓越した『克己力』、『超克力』にあるのだと考えた今日この頃です。

柔術で負けても、自分には勝てるよう頑張りましょう。

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